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ファイル010・ルーシー・ブラックマン |
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種別・ |
恨めしや系の幽霊。 |
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特徴・ |
金髪碧眼のグラマー美人、元スチュワーデス。殺人事件の被害者。 |
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趣味・ |
金持ちの男を引っ掛ける事。 |
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弱点・ |
男を見る目が無かった事。 |
テレビ番組は全て緊急生中継に切り替えられ、日本中が三浦海岸に釘付けになっていた晩。ルーシー・ブラックマンさんの遺体が発見されれば、小原城二が即座に再逮捕されようという時であった。
我が家の猫じんたんが、玄関の方を不審そうにうかがっているのです。勿論、外来者はいません。
「じんたん、何をそんなに見てるの?」
玄関を見て、ブラック隊員は驚いた。
閉っているはずのドアの内側に、こちらを向いて、背の高い女の子が立っているのです。綺麗な長いブロンドの髪、黒いワンピース、目尻の下がった人懐こい瞳には、涙があふれています。その姿は、連日報道されているルーシー・ブラックマンにそっくりなのです。
彼女が助けを求めているニュアンスが、ブラック隊員には第六感でわかりました。
「今見つかったあんなモノは私じゃない!私は死んでない!助けて下さい!」
あいにく私は英語が苦手で、彼女と話せないような気がしました。そこで、こわごわながらも彼女に話しかけてみました。
「それなら、米軍基地へ行ってごらんなさい。英語がわかって、霊感の強い人がきっといるはずだよ。英語圏に行けば、誰か助けてくれるはずだよ。」
ルーシーさんのは、ブラック隊員の言う事を聞いてくれて、そのまま玄関のドアを衝き通って、外へ出て行きました。
ところが、数時間すると、ルーシーさんは戻って来てしまったのです。
曰く、「誰も自分を見つけてくれない。誰も声をかけてくれない。」
「もう辛いんだね?」とブラック隊員が聞くと、そうだと言う。離れた場所で除霊させてもらう事にした。
ルーシーさんはそれ以降、あらわれなくなった。きっと、除霊がうまく行って、成仏してくれたんだろう。でなければ、小原城二にとり憑いて、恨みを晴らしているのかも知れない。
※西暦2003年4/10、記※ |