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「この議題は前回の続きじゃな。」 |
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「はい。どこまで除霊したら成仏するか、という議題です。」 |
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「僕は、兄様から存在感の卵を治療してもらったけど、それまで一緒にくっついてた死霊さんたちはどうなったの?」 |
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「さあ(笑)。多分あの部屋に散らばってるんじゃないかな。あの時はそれどころじゃなかったけど、本当はキチンと除霊するべきだったね。」 |
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「僕も卵を治してもらったけど、一緒に固まってた祟り神はどこに行ったの?」 |
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「俺が吐き出して、下水に流した。その時は、除霊技が確立してなかったから、それしか方法はなかったんだ。」 |
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「そちの除霊技も、確立したのは案外遅いからのう。」 |
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「はい。いつも必要に駆られて、即興で技を作り出してましたから。死霊さんファイルの『食肉祟り神』の辺りで、ようやくキチンとした除霊技が出来たんですよね。」 |
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「僕も除霊されたら成仏しちゃうんですか?」 |
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「あとちょっとだね。シャオロンちゃんは兄たんから物凄く愛されてるから。それに、無意識の氷山にも赤ちゃん入ってるし。」 |
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「ええっ?じゃあ気をつけないと。」 |
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「除霊に使う波動が、愛情の波動だからねえ。」 |
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「以前、ブラックの波動を見せてもらったが、ほとんどが愛情の波動だったのう。」 |
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「そうなんですよ。除霊できる小粒な死霊さんのほとんどが、愛情不足系か恨み・辛み系ですから。それに対応した波動を浴びせれば、すぐに成仏してくれます。」 |
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「小粒なのだけ?」 |
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「そうだね。小粒と言っても、小粒な人たちが何百も集まって固まりになってるのが相場だね。俺はそういうのを『スジコ状態』と呼んでる。レベルが高くて等身大の死霊さんは、簡単には除霊できない。」 |
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「前に議題に出た、原爆でやられた兵隊さんたちがそうでしょ。」 |
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「そうそう。目的を持って行動している死霊さんは除霊しにくい場合が多いね。」 |
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「あやつらの目的は時代遅れじゃ。共産主義の転覆など、死霊には無理じゃ。生きてる人間の仕事であろう。」 |
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「まあ、そこまで仰らなくても。その内気付いてくれますよ。」 |