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2001年夏頃の事である。ブラックがある夜、近所のコンビニへ出かけ、線路沿いの道を歩いていたら、後ろに何かの気配がする。後頭部の『絶望の目』で見てみると、黒澤明監督「夢」のトンネルのエピソードそっくりに、大勢の兵隊さんたちが進軍しているのであった。「死霊さんファイル」にも詳しく書いたが、ブラック隊員について行けば陛下に会えるという噂が死霊界で広まっていて、その兵隊さんたちも陛下に会いたいと言うのである。こんなに大勢自室へ連れて行く訳にはいかない。一旦、近所の小学校に行って待機してもらい、そこへ陛下が見に行くという事に決定した。
陛下が兵隊さんたちと話をつけて下さった。皆、戦争に加担した事を後悔しており、人様の役に立ってから成仏したいと言うので、ヒーラー修行させると、陛下は仰る。それはいい事だ。イエロー隊員が、そこへ加わった。
それ以降、同じ辺りを通ると、やはり同じような兵隊さんがついて来る。これではどんどん増えてしまう。仕方ないので、同様に小学校に行ってもらった。小学校はきっと死霊さんで溢れんばかりだろうなあ。でも、夜無人になる広い場所といえば学校くらいしかない。お陰様で、そこの小学校には千人くらいの兵隊さんが集まってしまった。
後日、喫茶店にてブラック隊員が母親と世間話をしていた折、ついこの話題が出てしまった。
「線路沿いに歩いてるとね、後ろからズラーッとついて来るんだよね、兵隊さんが。」
向こうの席から耳をダンボにして、大槻ケンヂが聞き入っていたそうである。
2003年3/30
◆用語解説◆
絶望の目
第三の目・第四の目に次ぐ、波動を発する箇所。後頭部下半分に位置する。詳しくは秘密会議で。 |