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2001年夏頃からとある小学校に集結している兵隊さんたち。彼らの事は陛下にお任せしているので、ブラック隊員はあまり口を出さなかった。彼らの所にイエロー隊員シャオロンもお邪魔していた。
イエロー隊員は、ブラック隊員がバイトの行き帰りに小学校の側を通る度、門のところまで来て話しかけたものだった。
「ねえねえ、兄様、僕元気で頑張ってるからね!」
「兄様、今お仕事の帰り?お疲れ様!僕も頑張ってるからね!」
その姿は実に可愛らしかった。
んが、2001年秋のある夜、いつものように小学校の前を通ると、校庭の朝礼台を、兵隊さんたちが奪い合って揉めている。
「俺たちにだって言いたい事があるんだー!」
「俺にも言わせろー!」
その数時間後、同じ場所を通ると、陛下が朝礼台の上からお話していた。
「そちたちの言いたい事は、わしが聞く。だから争うでない。」
陛下も大変だなあーと思っていたら、数日後、突然イエロー隊員がブラック隊員の元に帰って来た。
「兵隊さんたちの様子がおかしいの!怖いから逃げて来たの!兄様の側に置いて!」
「うん、勿論いいよ。兵隊さんたち、どうおかしいの?」
「みんな一斉に発情したの…」
ブラック隊員が『死霊さんだって、人間だなあ』と心底思ったのはこの時である。
「あの人たちの事は陛下に任そう。僕らではどうにもならない人数だしね。」
「うん。」
この判断が、後に大変な事件に繋がるとは、そのときの二人には想像も付かなかったのである。
2003年3/30 |