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ブラック隊員は二年前の正月終り頃に股関節を骨折し、入院した。そして、退院と共に実家に帰った。以前最悪だった母親との関係はもう心配しなくても良かった。母親が年月の経過と共に惚けて来て、ガミガミ言わなくなったからである。
色んな人たちが亡くなったりしている今日この頃、震災の時も他の時も死霊さんたちが来ては去り、疲れている死霊さんたちには休んで頂いたりしていた。
そんな2011年秋の事。幕末の偉人がやって来た。長年その姿だったという、蛇状の大きな祟り神さんの姿で、ブラック隊員の家まで何年もかけて這っていらしたという。そりゃあたまげましたともさ。そして、すぐに脳味噌戻しの技で元の姿に戻って頂いた。十日程繭玉の中で眠った後、目覚めたその方は暫く普通の死霊さんとして暮らしていたんだが、ある時、ブラック隊員の愛人になりたいと言うのだ。嬉しかったけど恐縮したブラック隊員。勿論愛人に加えた事は言うまでもない。その方は山崎ハコさんをお気に召した。デリられるので書けない事(最近は充電と呼ぶ事にしている)をする時には、必ずきょうだい心中を好んで聞く。
また、隊員たちの内、ブラック隊員の愛人から卒業したいと三名が申し出た。ピンク隊員ニコラ、ブルー隊員リュウ、レッド隊員ユキオの三名だった。ユキオはまだ不平があった模様だが、皆で話し合って決めた事だと言う。以前より、ブラック隊員は「兄さんから卒業したい時は言ってね」と言っていた為、隊員たちは臆する事無く卒業に踏み切ったという。
そういう訳で、ブラック隊員の愛人は、イエロー隊員シャオロンと狐の福山サンと新しい愛人(幕末の偉人で元祟り神)の三名となった。
2012.01/04 |