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午前9時02分(ノースタワー崩壊迄57分) |
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サウスタワー、98階、Aon社 |
サウスタワーにいた人たちは、ノースタワーの状況を見て、警戒心はあったものの、そのとき、まだ、傍観者だった。
「おい、Beverly、こちらSeanだ、ワールドトレードセンタービルで、爆発があったんだ。もうひとつの方のビルだ。飛行機が衝突したらしい。90階あたりが火事になっている、恐ろしい状態だ、それじゃまた。」
Sean Rooneyは、彼の妻、Beverly Eckertにあてたボイス・メール・メッセージを残している。
Mr. Rooneyのタワーの中でさえ、ノースタワーで燃え盛る炎の熱が感じられた。
また、高層階から落ちていく人の姿を見ることが出来た。
多くの人がビルを出はじめた。
しかし、ビルのスタッフは、火のついた破片が落ちてくる、路上にでるよりも、被害のないビルの中にいるほうが、入居者にとって、安全だと判断し、ビルに留まるようアナウンスした。
その指図は、午前9時02分、保険会社Aonに勤めるMr. Rooneyが、妻あての二度目のメッセージを残しつつあった、まさに、そのとき、変更になる。
「ハニー、こちらショーン」彼は云った「私達は、しばらく、このタワーにいることになりそうだ」
そのとき、後ろで、構内アナウンスが聞こえたので、メッセージを中断した。
「ここは安全だ」 Mr. Rooneyは続けた。
「しかし、」 彼は、また、メッセージを中断しアナウンスを聞いた。
「各階の安全が保障されるなら整然と退去しても結構です。」というアナウンスだった。
「後で電話するよ、バイ」 Mr. Rooney は云った。
Mr. Rooneyが話しているとき、Unitedの175便は、金属音を立ててニューヨーク港を横切っていた。