| 午前9時35分 (ノースタワー
崩壊迄53分) |
| ノースタワー、104階、Cantor Fitzgerald;106階、Windows on the World |
とにかく、すぐ、空気が欲しい、という一心で、どの窓でも、この窓でも、人々は4段5段に折り重なり、彼らの上半身は、地上1300フィートの空中にせり出していた。
彼らは、許されざる場所にいたのだ。
他の場所では、窓の敷居に立ち、大きく身体を外に乗り出している、シャツを脱いだ一人を含む、二人の人間が、写真とビデオをに記録されている
大きく身体を外へ乗り出しているため、間にある大きな柱を超えて、互いに相手を見ているのだ。

103階では、破壊されたウィンドウの外で、男性が、片方の手で窓枠を掴み、北西の方角を見つめていた。
彼は、もう片方の腕を女性に巻きつけ、どうやら、彼女が地上へ飛び下りようとするのを止めているようだ。
壊れていない窓には、絶望した人が集まっていた。
「最上階から、5階ほど下のフロアには、息をしようとして、窓に顔を押し付けている人が50人ほどいる。」
ヘリコプターに乗った警官が伝えた。
「Cantor Fitzgerald」 と、すぐその上の「Windows on the World」が、この忌まわしい事件の象徴となるのは、もう、明らかであった。
900人近くが、101階から107回で死のうとしていた。
レストランでは、少なくとも、70人の人々が、106階の北西の角のオフィスの窓の近くに集まっていた。
彼らが、親族や、同僚に伝えたことによると、「他の場所は煙で一杯だ」
Data Synapseの副社長の一人、Stuart Leeは、Greenwich Village にある彼のオフィスあてに、Eメールを送っている。
「今、窓を破るかどうかの議論が続いている。」
しばらくあと、Mr. Leeは、メールを続けた。
「答えはノーだ、今のところ」
しかし、すぐそのあと、何人もの人々が、レストランの西面の破壊された窓の向こうにいるのが見えた。
「Windows」の事業部長Mr. Vogtがいった。
彼自身のオフィスと、他の場所から流れ出す灰色の煙を背景に、彼らを見ることが出来た。
今迄のところ、ビデオテープで見えるのは、炎が、直撃されたフロアで暴れまわり、タワーの北面を突き破っている光景だった。
猛煙は、壊された窓にすがりつく人々に襲い掛かった。
104階の北西の会議室では、Andrew Rosenblumと他の50人の人々が、ジャケットで排気口を詰めて、少しの間でも、煙と熱を遮ろうと懸命だった。
「私達は、少しでも空気を得ようと、コンピュータを窓に叩きつけた」
Rosenblumは、ゴルフパートナー、Barry Kornblumに携帯電話で知らせている。
しかし、そこには、逃げ場所がなかった。
会議室のある階の、上の階から、人々が飛び下り始めたとき、Rosenblumは、いつもの、超人的な冷静さを失った。
彼の妻、Jill は思い出す。
彼女に話している最中に、突然、話をやめ、無神経に、叫んだのです。
「おお、神よ。」