キリサキ



キリサキ  1完結

著者 田代裕彦

出版 富士見書房/富士見ミステリー文庫

  「僕」は死んでいた。                 
  気付くと川の無い河原のようなところにいた「僕」は死神 
 の様な格好をした、死んだ姉の顔に「見える」案内人、通称 
 ナヴィに出会います。生前の記憶のある「僕」を見たナヴィ 
 は「僕」を生き返らせます。しかし、生き返ってみると自分 
 の身体ではなく、霧崎いづみという女子高生になっていまし 
 た。自分の身体に戻ろうと模索していく内に、起こるはずの 
 無い連続殺人事件が起きます。              
  この作品はある意味でホラーであり推理物です。これまで 
 富士見ミステリー文庫の本を読んだことが無かったのでこれ 
 が一冊目であったりするのですが、きっと富士見ミステリー 
 はこういった傾向のある作品が色々出ているのでしょう。  
  不思議で、絶対にありえない状況である、というライトノ 
 ベルならではの推理物です。ありそうでない一般小説の推理 
 物とは違ったおもしろさがありますね、やっぱり。この作品 
 では男だった主人公が女の身体で生き返ってしまうので、そ 
 の立場の違いが生む生活の仕方の変化についていこうとしな 
 がらも、元の男性の行動をしてしまったり、スカートについ 
 ての考えが変わったりとする様子は一般小説にはない面白さ 
 です。                         
  ライトノベルの推理物が好きな人、富士見ミステリーを読 
 んでいる人でまだ未読の人にはいいかもしれません。    


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