森が少しずつ開けてきた。
そして…

『抜けた!!』
一気に木々の生い茂った森から抜け出した。
と同時に

「戻った!!」
アスコットが一番喜んでいる。

「良かったじゃないか」
「うん!!」
これで戦線復帰。

「だが、結界の正体がなかったな…どこにあったんだ?」
「さぁ…たまたま通らなかったのかなぁ」
どうなんだろ?

「で、アタランはどこにあるんだ?」
リームの疑問。

「ぷぷぅ!!」
『え?』
彼らが見たものとは

「何か寝れそうだな…」
「あぁ…」
「お昼にはまだ早いけどね…」
セフィーロのエテルナの入り口に似てる状況なのか?

「とまぁ分かりきっていることは置いといて」
フェリオ、(・・)//■ 状態。

「どこから飛び込むんだ?」
「この子が空から落としてくれるってさ」
上空100m希望

『水面に当たった瞬間死ぬって…』

というわけで、上空10mから落とす事に。

「行くぜ?」
「うん」
『せぇの!!』

ドッボーンと音がした者、2名。

「うお!?」
何故か弾かれてしまった者1名。

「な…!?どうなってるんだ!?」
リームは泉の外側に完全に追い出されてしまった。

「魔法騎士…魔法騎士でないと入れない泉なのか…!?アタランは」



(呼吸が…!!)
(リームの姿がない…!?)
フェリオが先に気付いた。
だが、意識を失う方が早かった。




セフィーロにて。

「な…何…?」
「眠気が…」
「海ちゃん?風ちゃん?」
どうにもならない会議中。
海と風は突然激しい眠気を訴えた。

「海ちゃん!!風ちゃん!!どうしたんだ!?」
「ガスか!?」
「いや、反応なし!!」
「魔法でもないぞ!!」
クレフも何かを探ろうとする。

「海ちゃん!!風ちゃん!!しっかりするんだ!!」
椅子に座ったまま、突然意識を失った二人を光がゆする。
不安になって呼吸と心臓を確認すると、それはきちんと動いている。

「寝てるってことか…!?」
「寝る…夢…!?まさか!!」
「何か思い当たるのかや!?」




「イテテ…ここ…どこだ?」
変な空間に戸惑うアスコット。

「フェリオ?リーム?お〜い!!」
いない。反響すら聞こえてこない。



「これが…アタランの中ってことなのか…?アスコットはどこだ?」
フェリオは辺りを見回した。

(飛び込んだときにリームの姿が消えた。どういうことだ?)
とりあえず剣に手を添える。


「こ…ここどこ…?あ…あれ、アスコット!?」
海は宮中浮遊をしている状態だった。
目の前でキョロキョロして動揺しているアスコットを発見。



「フェリオ!!フェリオ!!…聞こえないのでしょうか…」
風は漂う自分に違和感を感じながらもフェリオに触ろうとする。
だが

「触れない…!?」
スカッとな。
しかもフェリオは自分には全く気付いていない様子だった。
辺りを見回し、アスコットを探すと同時に気配を探っている様子。

「どうなってやがるんだ一体…」



アスコットは振り返った。
何か物音に気付いたからである。
後ろには確かに海がいる。彼女は正直にギクッとなった。

「な…何か用!?」
海が慌てて言うものの、アスコットの反応はない。

「ど、どうしたのよ!!」
自分を射抜くぐらいの視線に気付き、今度は思わず視線を逸らした。

(用件があるなら早く言いなさいよ!たく…!!)
プツンと来てますが…

(でもそれで告白なんかされたら…どうしよう…)
有頂天ではなく、悲しませる事が分かりきっているからの反応。
アスコットに見つめられると辛い。
アスコットを見るのが辛い。

アスコットの視線は確かにその先を見ていた。
彼にはフェリオ同様、自分を見ている人間の姿は見えていなかったのだ。
だがそれに気付いていなかった海は思わず逃げ出した。

「な…!?」
アスコットの驚いた表情。信じられないという顔だった。
海はようやくそれに気がついて顔が一瞬赤くなってたが、ふと見てみた。

「う…そ…!?」



「お前は…!!」
「そんな…!!」
フェリオと風は同じ人物を見た。



「ウミ!!」
「フウ!!」
『私…!?』
『どうしてここに…!?』

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