「ぷぅ!!」
モコナの声で目覚めた。
「え…な…何…?」
プレーリーは寝ぼけ眼。
そして…
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
『なんだ!?』
男達はガバッと起き上がった。
「ど、どうした!?」
「また魔物!?それともあの子達!?」
「いや、気配や気は感じない」
「どぉしてこんなことになってるのよ〜!!」
毒鱗粉の影響があった為、フェリオ達は4人+1匹でテントに寝ていた。
実は一つのベッドに4人で身を寄せていたのだ。
男たちは仲良く頬に紅葉ができた。
「信じられない!!」
ぷいっと怒ってるプレーリーであった。
「何もしてないのに」
「むしろ助けたのに」
「…」
「え?」
プレーリーは戦いの様子をフェリオから聞いた。
アスコットが複雑な表情のままだったが、プレーリーには分からない。
「ぷぷぅ!!」
白モコナも目覚まし役。
光は目を覚ました。
「おはよう、海ちゃん風ちゃん、モコナ」
「おはよう光、風、モコナ」
「おはようございます。光さん、海さん、モコナさん」
寝ぼけ眼を擦りいつものように。
「凄いよね」
光たちは着替えながら話す。
「そりゃあの三人だもの」
「あの頃の私たちに比べれば戦力としては最強ですわ」
それはセカイアの創師のことだった。
「プレセアに伝えに行こうよ」
「そうですわね」
光と風はそれが最もだと感じた。
多分不安で一睡もできなかっただろうから。
海もそうは感じたのだが、彼女に会う事を考えると気分が下がり気味だった。
良い人だが、その人と争うなんてしたくない。
気が乗らない海にようやく気付き、光と風は二人で行く事にした。
「海ちゃん…もしかしてプレセアのことを嫌いになっちゃったのかなぁ」
光が不安そうに言う。
風はそれを否定できなかった。
「そうなっても…恋敵では仕方ありませんわね…」
親友同士の争い。
「では…アスコットさんもクレフさんに同じ感情を抱いていたのでしょうか?」
「あ…どうなんだろ…」
と言う間に着いた。
コンコンとドアが叩かれる。
そして出迎えたのは…
「プレセア…」
「プレセアさん…」
彼女達は髪型が凄い事になっている彼女に驚いた。
(一日寝ないだけでこうまで酷くなるのか?)
(それだけ不安が募っていた、ということですわね)
「あ、あのね、プレセア」
「何?」
「セカイアの創師、ちゃんと助かってるよ」
「え…?」
「本当ですわ。夢で見たのです。フェリオ達が守ったのを」
「本当に…?」
「うん」
「えぇ」
プレセアが崩れた。
慌てた二人が支えた。
「プレセア!!」
「プレセアさん!!」
だが
く〜…と何か聞こえてきた。
「ね、寝息…?」
「多分…」
「安心して疲れが出ちゃったのかな」
「そうですわね」
なんとかして二人でプレセアをベッドに運んでいった。
「おやすみ、プレセア」
「良い夢を」
二人は静かに部屋を後にした。
「砂漠?」
朝ご飯inセカイア。
「ある事はあるけど…でも何しに行くの?」
「あ…いやちょっと…」
招喚士は答えに戸惑った。
「それと神殿の事について何か知らないか?」
「ぷぅ!!」
「伝説の事はモコナが知ってるらしいの。私はただ武器を創るように言われただけだから」
「そう言えばセフィーロでも白いモコナが案内役だったな」
「ぷぅ?」
「でも本当にソックリだよね」
「お前ら、もしかして兄弟か何か?」
「ぷぅ〜」
「分からない、てさ」
「謎は深まるばかり、か…」
で、食べ終わって。
「プレーリー」
フェリオが呼ぶ。
「一緒に行くか?」
「え?」
「俺たちの旅について来る気はあるかって訊いてるんだ」
「え?えぇと…」
そこまでは考えてなかった。
確かに家は使い物にならない。
そして…仇を討ちたい。愛する者の。
まぁ死んでるわけではないと思うが…。
「じゃぁちょっと待ってて。準備するから」
「分かった」
「連れて行くのか」
「多い方が良いのか少ない方が良いのかは俺にも分からないんだ」
「何だよそりゃ…」
「あいつらは三人…とそれに1匹か。でも俺たちは人数が変わったらどうなるかな、って思ったのさ」
「運命の歯車…か」
ランティスが呟いた。
アスコットは理解できなかった。
「ま、そんなところだ」
「どういうこと?」
「少しでも条件が変われば俺たちの運命も変わるんじゃないかな、て思ったんだ」
「運命…リュビとメルビル…」
「あぁ。何か変わってくれれば良いんだがな」
やがて
「お待たせ」
『!!!』
彼女は背中に大型2連装ガトリングガンを2丁構えていた。
「す、凄いな…」
「う、うん…」
でも
「あ〜やっぱり重いわ」
『え?』
ということで、彼女の胸飾りに入っていったガトリングガン。
「ど、どれだけの武器を持ってるんだろうな…」
「さ、さぁ…」
プレーリー(ヘビーアームズカスタム)を仲間に加えて、旅は続く。