光を見た。
「私も…そうかもしれない…けど…」
『けど?』
「触れなかった…抱きしめたくても…」
『…!?』
「私も…フェリオの手を握ろうとしても…握れませんでした…」
「お前たち、それは…」
「本当に…繋がってるの…?」
『…』
二人は確信できなかった。
いや正確には海ですら。
『だぁ〜!!またかよ!!』
NSXの中のレーダーにウンザリしていた。
『冗談じゃねぇ…』
さすがに朝からこれはキツい。
ブラヴァーダでも
「こ、こんなに出てるのか!?」
「さすがに多すぎるわねぇ」
となっていた。
ただ…二隻の中でもう一個一致したのが
『請求書を書かないと』
抜け目ないなぁ…
そんな中
「行くのじゃ!!巨大サンユン!!巨大フウ!!」
アスカ襲来(マテ)
二つの奇妙な巨大物体が一気に魔物を撃破していく。
ちなみに…
朝は寝てました。
城でもすぐに察知していた。
朝ごはんは半分残ったまま、テーブルに放置されてしまった。
「レイアース!!」
「セレス!!」
「ウィンダム!!」
魔法騎士が本領発揮する。
が
『あれ?』
「で、出ない!?」
「もう一度!!レイアース!!」
「セレス!!」
「ウィンダム!!」
だが、シ〜ン…としたまま…
「なぁんで〜!?」
「レイアース!!レイアース!!聞こえないのか?!」
「セレス!?セレス!!」
「ウィンダム!?ウィンダム!?」
魔神が出ない事に三人は動揺してしまっている。
『どうしよう…』
二人の剣士は剣を構えた。
『行くぜ!!』
地表スレスレで魔獣は飛ぶ。
真正面からアリーナの魔獣が襲い掛かる。
アスコットのは空中に逃げた。
だが、その背中に二人はいなかった。
『うぉぉぉぉぉ!!』
二人は魔獣の背を離れ、頭に唐竹を打ち込んでいた。
魔獣の牙を避けることができた。後は切り裂くのみ。
ドォォン…と音が響いた。
衝撃波が砂の波、砂紋を描いた。
剣は確かにパーダーの背に当たっていた。二本とも。
彼らの腕には衝撃が100%伝わっていた。
が
「バ…カな…」
「効いてない…だと…!?」
反動がくる。
二人は簡単に吹き飛ばされた。
『うわぁぁぁぁぁ!!』
「フェリオ!!リーム!!」
ザァァァァン…と砂に体がスライディングした。
幸いなのは砂に埋まっていないこと。
「ちくしょう!!」
「硬ぇ!!なんなんだよ!!」
二人は剣を構え直した。
「!!」
プレーリーは気づいた。
「ダメ!!その剣じゃもう斬れないわ!!」
『何!?』
思わぬ警告。二人は自分の剣を見た。
表から見れば、刃が所々欠けてしまっている。
「な…!!」
「だ、だが!!叩っ斬ればいいだけだ!!」
「それも無理よ!!」
「なんだと!?確かに奴は硬いがやってみなきゃ分からないだろ!!」
「でも中までボロボロよ!!」
『何!?』
創士としての意見。
彼女はわずかに見ただけだが何故それが分かるのか。
リームの剣は彼女が創った物だ。手入れも彼女がしている。
だがフェリオの剣は違う。セフィーロのプレセアが手がけたものだ。
「次に"叩きつけた"時点で剣が折れちゃうわ!!」
『!!』
「俺の剣もか!?」
「えぇ…二人ともよ」
でもプレーリーがそこにいる。
『直せるか!?』
「アレがいるのに!?」
迫りくるアリーナの…
『うぉぅ!?』
急いでアスコットのに飛び乗った。
辛うじて攻撃はかわせた。
『やれるか!?』
「待って。私もやってみるわ」
『うぉぃ!?』
彼女は両腕にダブルガトリングガンを一丁ずつ構えた。
「これで倒せなきゃ…他に手はないんじゃないかしら」
彼女は頬に汗を滲ませながらアリーナのを睨んだ。
ブォォォオォォォオォォォ…
『うぉぉぉぉぉ!?』
いきなりの轟音に二人は耳を塞いだ。
ありったけの弾丸をそこに注いだ。
スコープはかろうじてターゲットを捕らえている。
プレーリーはそこに何千発もぶちこむ。何せ1分間に6000*4=24000発も撃てるのだから。
カチンッカチンッと音がした。
あれだけあった弾丸を全て撃ちつくしたのだ。
三人は固唾を呑んで、煙幕や砂煙が退くのを待った。
どうも落ち着けなかった。
そして…
「そ…んな…」
プレーリーも愕然となった。
「どうして!?だって撃ち込んだのはこんなに大きな弾なのよ!!普通ならただですまないのに!!」
武器のに関してはココでは彼女の右に出るものはいない。
「俺たちの剣を使い物にならなくして…」
「プレーリーの武器が通じないだと…!?」
「いいえまだよ!!」
創士としての意地。
別の武器を出そうとした。
「…待て」
「何よ!?」
「まさか…エスクードでないと勝てないのか?」
『え!?』
「あの時もそうだった…初めてアスコットと戦ったとき、フウの剣で倒したんだったな…」
『フウ?』