フェリオのみ天井に取り残して夕食。
「悪かったってば…」
「ダメよ絶対」
「うわ…」
「ぷぷ…」
「…」
というわけでフェリオが正解でした〜
分かりやすかった?
アスコットの拾ってきた鳥にも食べ物をあげた。
喜んでガツガツ食っていた。
「良かった。元気そうで」
アスコットは嬉しそうな顔を隠さなかった。
「どうするのよ…ただでさえモコナという悪戯好きがいてあなた達というお騒がせ者までいて…更に鳥だなんて」
頭抱えてます。
「アスコット」
ランティスが声をかけた。
「そいつからあまり良い予感はできない」
「え?」
反応したのはプレーリーだった。
アスコットは考え込む表情になった。
「…分かってるよ。でも…この子の事は僕が全責任を持つ。だから…!!」
「…」
「どういうこと?」
「…気をつけろ」
ランティスはそういうと食器を下げた。
「…は?」
一人ちんぷんかんぷんなプレーリーだった。
「大丈夫だよ」
アスコットは笑顔じゃなかった。
「全部僕に任せて」
す…と光は海の背に腕を廻した。
「…光?」
それを見た風も、光の逆サイドから腕を廻した。
「風…?」
「私たちは…いつも三人一緒だから」
「私たちは…あなたを支えたいと思ってるんです」
「光…風…?」
何が何だかになってしまった。
でも、二人は自分の大切な仲間だと、改めて思った。
「…ごめん」
二人にもたれてしまった。
紛れもない大切な仲間に申し訳なく思った。
「導師…クレフ…!?」
プレセアは驚愕といった顔をした。
「間違いない」
運んだ者はそう言った。
「どんな魔法を使ったかは分からないが、あのすさまじい威力は導師で間違いないだろう」
彼の周辺だけ木々が消滅していた。その周りですら大きくなぎ倒されていた。
「にしても、やぁっぱ導師は凄いんやなぁ。魔法騎士のお嬢様方が苦戦した魔物を一発でノシてまうんやもんなぁ」
「少しも衰えてはいない、いや、常に進化を続けてらっしゃるとしか思えないな」
二人は少し盛り上がっていたが、
「導師のご様子はどうなの!?」
プレセアはいきなり言い出した。
「ヒカル達が苦戦したんでしょ!?それをあの人が一人で倒したんでしょ!?ならそうとう無茶をしたはずよ!!」
プレセア、いやシエラにとって重かった。
無理をするのは彼女も同じだった。
無理やりベッドから出ようとした。
「無茶したらアカンて!!」
「だって!!」
「…心を使い切ったようだったな」
「本当に無事なの!?ねぇ!!ねぇ!!」
「もし何かおありなら、誰もこんなに落ち着いてはいない」
ラファーガの言葉にプレセアもようやく何か納得した模様。
「それどこじゃないこともあるんやけどな…」
「え?」
カルディナのポツリにプレセアは気づいた。
「それどころじゃないって…どういうこと?」
また何か不安げな顔で訊いてきた。
カルディナはハッとし、
「な、なんでもあらへん、アハハハハ…」
誤魔化しきれてませんよ〜。
ラファーガは顔に汗一つでやっちまったな的な顔してるし。
「ねぇ、今度は何があったの!?ねぇったら!!」
「ほ、ほんまになんでもあらへんて」
キッと睨まれてそんな反応しかできへんかった。
「ほ、ほな、しっかり休んどくんやで」
「あ、ちょっと!!」
疑問が消え去らないプレセアだった。
「あれはまずかったな」
「わ、分かっとるわ!!ウチかてミスった思うとんねんから」
「だが、あいつには良いかとも思ったんだがな」
「いや、言わんほうがえぇ。まだそうと決まった訳とちゃうし、色々複雑やしな」
「…女はよく分からないな…」
その言葉に、分かりやすさを示したカルディナ。
腕を組んで手をつなぎ、あっちにも行くことにした。
「…まだ、お休みのようだな」
「せやな…」
「外は雨か…」
「晴ればかりが良い訳ではない」
ランティスはアスコットに愚痴りそうだった
「…分かってるよ」
植物や動物が生きていくのに欠かせない、水
雨が降らねば水を得るのが難しい植物たち。
でも、この愚痴はそれだけではない。
「ぷぅ!!?ぷぅぷぷぅ!!」
『ん?』
モコナが指した方向をアスコットとプレーリーが見ると…
『あぁぁぁぁ!!』
そして…
「ちょ、ちょっとやりすぎた…かしら…」
「ごめんフェリオ!!すっかり忘れてた!!」
本人何も言えませんてば
頭に血上りきってるっつの…
つかさ、今の今まで天井逆さ釣りの刑にあってたのかあんたは
(こいつら…俺いつか殺される…)
なんで誰も気づかなかったんだよ。
4人の相談事
それは
「流石に外で寝るのは勘弁してくれよ」
「でも女がいるってこと忘れないでよ!!」
当然ながら超必死。
「地図を」
「ぷぅ」
『ランティス?』
彼は何かを見つけ出せるのか?