[4日目]

 朝6時に起きて、ホテルを出て飛行場へ行った。
  ライアティア行きの飛行機は双発のプロペラ機で、座席の指定がなく、早い者勝で好き なところに座ることができる。
  僕は左の窓側の席に座り、ずっと外の景色を眺めていた。
  離陸直後の島の回りの海は碧く透き通るようにきれいに見えていたが、飛行機が高度を 上げるにつれ雲が現れ、海面は風が強く吹いているようで波頭が白く砕け飛んでいるのが見えた。

  ライアティア島に着陸し、タラップを降りると、雨上がりの湿っぽい暖かい風が吹いて いた。
 ここはいつもならとても天気が良いのだが、今年は異常気象でここのところずっと南東 の強い風が吹いていて、天候はなかなか良くならないとの事だった。   田舎の漁港のようにコンクリートの岸壁だけしかない殺風景なマリーナのを見回すと、入口近くの岸壁に久しぶりに見たシーガル号は舫ってあった。
シーガル号に荷物を運び込み、日本から持ってきた30k余りの食料品をテーブルの上に山のように積み上げた。
 一段落して、午後から皆でダウンタウンのスーパーに買い物に行くことになった。    歩いて行くと道端にも椰子の木がたくさん生えていて、椰子の実がゴロゴロ落ちていた が、よく見ると全部椰子ガニの食べた穴が開いている。
 マリーナから歩いて15分位の所にダウンタウンがあって、道の両側には色々な店が十数軒並んでいる。  買い物は、ビール・ワイン・ジュースなど水物が多くて、帰り道は重くて大変だった。
 夕方、風が少し凪ぎてきたのでマリーナの防波堤の外の海に潜ってみた。  サンゴはほとんど死んでいたが、少しだけ生きているところには色とりどりの熱帯魚が 泳いでいた。
 20分位も潜っていただろうか、寒くなってきたので陸に上がると風があたってそれ以上に寒い。
 海水を洗い流すため、岸壁にある水道のホースを使って頭から水をかけると、長いホースの中に入っていた水は日光で暖められていて始めのうちはお湯が出てきたのて喜んだら、直ぐに冷たい水になってしまった。    マリーナに釣のボートが帰って来たのでどんな魚が釣れたのか見に行った。
  1m以上有るマヒマヒ(シイラ)を数本水揚げし、釣ってきた鰹を1匹くれたので、本日の夕食のメニューは鰹のたたきに変更になった。